不妊治療

「将来的には子どもが欲しいな」「私は妊娠できるのかな」いざ赤ちゃんを授かりたい!
と思ったその時に、ぜひお二人で考えてほしいこと

不妊症とは…

特定のパートナーと避妊をせず、継続的に性交渉を行っているのに、1年以上妊娠しないことを言います。

不妊の悩みは特別なことではなく、約2.6組に1組が実際に不妊の心配をしたことがあり、約4.4組に1組が不妊の検査や治療を受けたことがあるということから、多くの夫婦が悩んでいるということが分かります。

妊娠を妨げる原因は、
女性側にある『女性不妊』と男性側にある『男性不妊』があります。両者の可能性はほぼ同等です。

不妊の原因は、女性だけの問題ではありませんので、男性パートナーの検査も不可欠です。

不妊症と聞くと、ネガティブな状況と捉えがちですが、治療開始前に専門的な検査や治療を受け、その結果を踏まえどのような治療の形があるかご相談することもできます。
また、パートナー同伴での相談も大歓迎ですので、ぜひお気軽に一緒にいらしてください。

女性側の不妊検査

  • 問診

    月経の状況、過去の妊娠・出産歴、既往歴、不妊の期間、不妊検査・治療歴、日常の生活習慣などについて質問します。
  • 経腟超音波検査

    子宮、卵巣に関する診察を行います。
    不妊の原因となるような異常がないかどうかを調べます。
  • 血液検査

    月経期ホルモン検査
    月経2~5日間の間に行う検査です。
    その他の検査
    貧血チェック、甲状腺機能検査、風疹抗体検査、AMH

男性側の不妊検査

  • 問診

    内服中の薬、日頃の生活習慣、既往歴などについて質問します。
  • 精液検査

    精液の量、精子の数・運動率などを調べます。

精液検査については準備中です。実施可能になりましたらご案内いたします。

主な治療法

タイミング法

タイミング法のイメージイラスト

  • 超音波検査で、卵胞の大きさを観察し、適宜尿検査や血液検査を併用しながら、排卵時期を予測します。
  • 排卵障害がある方には排卵誘発剤を使用し、排卵を促す治療を行う場合もあります。

人工授精

人工授精のイメージイラスト

  • 採取から2時間以内の精液を提出していただき、洗浄・濃縮したものを子宮内に送り込みます。
  • 性交障害や、軽度の精液検査異常がある場合に、特に有効な治療です。

当院で現在実施準備中です。準備でき次第ご案内いたします。

体外受精、顕微授精

体外受精、顕微授精のイメージイラスト

  • 卵子と精子を体の外で受精させ、受精卵の状態となったものを子宮の中に戻すといった治療です。
  • 上記治療にて妊娠成立とならない場合、必要になってくる治療法です。

当院では行っておりませんので、必要と判断した場合、ご希望の場合は他院へご紹介とさせていただきます。

医師紹介

医師 佐藤 千絵

医師 佐藤 千絵
資格
  • 医学博士
  • 日本産科婦人科学会 専門医・指導医
所属学会
  • 日本産科婦人科学会
  • 日本生殖医学会
  • 日本エンドメトリオーシス学会
経歴
  • 平成25年3月
     岩手医科大学 医学部 卒業
  • 平成25年4月〜平成27年3月
     聖隷横浜病院、聖隷浜松病院初期臨床研修
  • 平成27年4月〜9月
     岩手医科大学医学部産婦人科学講座 専攻医
  • 平成27年10月〜平成29年3月
     岩手県立大船渡病院勤務
  • 平成29年4月〜現在
     岩手医科大学附属病院、
     内丸メディカルセンター リプロダクションセンター勤務