ご挨拶

黒川産婦人科医院のホームページにようこそおいでくださいました。
当院は、昭和32年に先代によって開設され、平成26年に医療法人 黒川産婦人科医院となっております。
60年以上も皆様とともに歩んできた医療施設です。

二つの合言葉

当院では「女性本来の産む力、育てる力を引き出し、産む喜び、育てる喜びを皆様と共有する」、「すべての年代の女性の生活の質(QOL)を高める」の二つを、スタッフ同志の合言葉として診療しております。

女性本来の産む力、育てる力を引き出し、産む喜び、育てる喜びを皆様と共有する

「産む喜び」「育てる喜び」は、すべての女性が例外なく持っていると信じています。
けれど、それらが地中深く埋もれていて一生懸命に引き上げてあげなくてはいけない人がいたり、一方では、もうすでに発芽寸前で見守るだけで充分な人がいたり、それぞれの状況はその人によって様々です。

ですから、その人その人に合った助言の仕方やサポートの仕方の多様性が求められていると感じております。一般的にこのことは「オーダーメイド医療」などと言われておりますが、言葉で言うほど簡単には実現できるものではありません。
スタッフ一人一人の経験と技量がこの「オーダーメイド医療」を実現する鍵だと私たちは信じております。

院長はじめ助産師17名、看護師10名を中心として私たちは皆様一人一人の状況に合わせた医療ができるように日々研鑽に励んでおります。

すべての年代の女性の生活の質(QOL)を高める

健康な女性の成熟期を迎えるには健康な思春期を過ごさなくてはならないし、健康な更年期を迎えるには健康な成熟期を過ごさなくてはならないし、健康な高齢期を過ごすには健康な更年期と成熟期を過ごさなくてはならないし、高齢期においては10年先を見越した健康づくりを行わなくてはならない。

病気が起きる前の予防医学の見地から婦人科の医療を行っていきたいと思っております。
どの年代の女性も健康で楽しく毎日を送れるようお手伝いしたいと思っております。

自然出産、母乳育児、産後の十分なケア

母子にとって大変大事な妊娠~出産~育児の時期を切れ目なくスムーズに過ごしていくにはどうすればいいのでしょうか。
私たちは「自然出産」「母乳育児」「産後の十分なケア」を柱としております。

自然出産

「痛くない、こわくない、安全な」自然出産をするためにはどうすればいいか、私たちはその事を常に考えております。それは決してお産の当日にその人の運や不運で得られるものではありません。
妊娠期からの適切なケア、準備から始まり、お産の当日においては「自由な体位=フリースタイル分娩」など妊婦さん主体のお産(アクティブバース)に帰結して得られるものと信じております。

母乳育児

2002年に東北地方で初めてWHO/ユニセフから「baby friendly hospital=赤ちゃんにやさしい病院」として認定されて以来、母乳育児の普及に力を入れております。
なぜ母乳育児かというと、母乳育児には母子の絆をより深める事ができるという素晴らしい利点があります。実は乳汁そのものの利点よりもこれが大きいのです。
このためには分娩直後からの適切な母子の接し方や適切な赤ちゃんの抱き方を妊婦さんに教えてあげること、人工乳を補足する場合には適切な補足の仕方が必要です。

産後の十分なケア

退院後のお母さんたちのお茶、フリートークの場「あのね」や退院後のお母さんにゆっくり過ごしていただくための「産後ケア」、「2か月同窓会」などを企画しており、とかく退院後孤独に陥りやすいお母さん達の為の癒しの場を設けております。
もちろん退院後たくさんの方々に囲まれて孤独ではない方の利用も大歓迎です。

院長 黒川 賀重

院長 黒川 賀重
資格
  • 産婦人科専門医
  • 母体保護法指定医
  • 細胞診専門医
  • 国際細胞学会認定医(F IAC)
  • 新生児蘇生法 認定者
経歴
  • 昭和58年3月
     岩手医科大学 医学部 卒業
  • 昭和58年4月〜昭和59年9月
     岩手医科大学 産婦人科 勤務
  • 昭和59年10月〜昭和63年3月
     癌研究会附属病院 婦人科 勤務
  • 昭和63年4月〜平成2年7月
     岩手医科大学 産婦人科 勤務
  • 平成2年7月〜
     継承開設 黒川産婦人科医院